- 島歯科ブログ
矯正治療で抜歯は必要!?
こんにちは
矯正科医の島です
6月に入り、いよいよ暑くなってきましたね!☀️
換気のための窓開けも、涼しく感じられるようになりました😆
長いトンネンを抜けたようですが、まだまだ油断せず、
来院される皆さんの安心と安全を徹底してまいります!!💪
さて、今回は矯正のご相談でよくご質問頂くことが多い
“矯正での抜歯“
についてお話しします🦷
抜歯と聞くと、、
本当に必要なのか? 痛くないの??
歯を抜いて大丈夫なの!?
と不安になる方もいらっしゃいます。
まず、第一に、
矯正治療は抜歯が絶対必要なわけではありません❗️
歯並び(ガタツキ)を改善するには、並べるための隙間が必要となりますが、
歯列を広げたり、歯の傾斜を利用することで歯を抜かずに隙間を作ることもできます👍
ただし❗️ガタツキの程度が強い場合や、
特に口元の突出感が強い場合、
前歯の前方への傾斜が大きい場合などは
歯を抜くことで、より機能的で、より美しい歯並びが得られます✨
⇩
写真は抜歯をして歯並びを改善した、上あごの歯列です。
抜歯をしても違和感なく、理想的な歯列となります。
★治療概要★
年齢性別:27歳女性
主訴:八重歯と前歯のガタつき
診断名:叢生および開咬を伴う骨格性上顎前突
抜歯部位:上下顎両側第一小臼歯
使用装置:マルチブラケット装置
治療期間:1年6カ月
治療費:770,000円
起こりうるリスク:歯根吸収、歯肉退縮、知覚過敏、歯髄充血
歯を抜かずに無理に並べると歯や歯周組織、噛み合わせに悪影響を及ぼしてしまうこともあります⚠️
正確な検査・分析のもと、必要と判断される場合には、
歯を抜いてでも、より長持ちする歯並びを作ることは、とてもメリットの大きい治療といえます💡
(抜歯症例での前歯の後方移動による口唇の突出感の変化)
次に、抜歯の痛みについてです🤔
矯正治療で必要となる抜歯は、
通常は普通に生えている前から4番目の歯を抜くことが多いです。
“抜歯” と聞くと、よく親知らずの抜歯を想像される方が多いですが、
親知らずは大きいですし、骨に埋まっていたり、横になっていたりと非常に大掛かりな抜歯となることが多く、
腫れや、抜歯後の痛みも出やすいです。
矯正の抜歯は、親知らずの抜歯とは違います🙅♂️
基本的には痛みが続くこともなく、腫れることはほとんどありません。
(*歯の根の形や、骨の性質などによっては、まれに痛みが続く場合もあります。)
必要に応じて当院では1階の一般歯科で抜歯後の経過についても管理しますので、ご安心下さい。
実際に治療を進める際には、抜歯の有無はもちろんのこと、その他の内容についても
患者さんのご要望を十分に考慮して、ご納得いただける治療プランをご提案致します。
矯正治療は、ほとんどの方が初めての経験で、不安なことが多いかと思います。
特に抜歯と聞くと立ち止まってしまう方も多いのではないでしょうか😓
悩みながら治療を進めていくのは、もっと不安になると思いますので、
特に治療開始前には、どんな小さなことも、遠慮なくスタッフや担当医にご質問下さい❗️❗️
皆さんの前向きで楽しい矯正ライフのために
これからも精一杯サポートさせて頂きます😊